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2022.12.22

医学部予備校による東京医科大学の入試分析-英語編

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全員合格を可能にしたプロ講師が見た、東京医科大学医学部の入試問題分析(英語編)

出題形式について

 例年通り[Ⅰ]アクセント問題 [Ⅱ]短文の空所補充[Ⅲ]整序問題

[Ⅳ]読解総合問題 [Ⅴ]内容一致問題,語句問題,記述問題の出題

2019年度までは[Ⅴ]の読解問題は24~25の選択肢から英文の内容にあったものを6つ選択するマークの問題であったが、2020年度は22の選択肢から6つ選択のマークと英文の要点を3つ記述、2021年度は20の選択肢から6つ選択のマークと内容説明の記述、さらに2022年度は12の選択肢から4つ選択のマーク、同義語選択のマークそして下線部訳と変化している。[5]は字数も1000字前後であり、記述の出題形式も変わることが予想される。いずれにしても[Ⅳ][Ⅴ]の読解が合否をわける。

問題分析について

 2021年度

[Ⅰ]アクセント問題(選択式):選択肢に難単語が若干含まれてはいるが妥当な出題:(レベル)標準[Ⅱ]短文の空所補充問題(選択式):文法問題というより語彙を問う出題:(レベル)標準

[Ⅲ]整序問題(選択式):一部に難しい熟語が含まれているが文法力・作文力が問われる出題:(レベル)標準

[Ⅳ][マスクの歴史](選択式):内容一致(あるいは不一致)英文を選ぶ(3題),空所適語選択(2題)、同義語選択(2題)、表題選択(1題):難単語・語句に注があり、英文も専門的な内容ではなく読みやすい:(レベル)標準

[Ⅴ][タイのナイルティラピア]12の選択肢から内容にあったものを4つ選ぶ(選択式)、本文の単語と同じ意味を持つ単語を選ぶ(6題)(選択式)、下線部訳(1題)(記述):前年までの20以上の選択肢から内容にあったものを6つ選択がなくなり、選択肢が減ったことにより易化、同一の意味の単語を選択する問題も全て必修英単語、下線部訳では分詞構文の訳が決め手:(レベル)標準

対策について

[Ⅰ]発音・アクセント問題

アクセントだけの問題が6年間連続で出題されています。以前出題されていた発音問題やアクセントと発音の融合問題に戻ることも考えられます。過去の発音・アクセント問題では、選択肢に難しい単語が含まれているものもありますが7割は取れる問題です。日ごろから辞書を引く時に発音・アクセントにも注意するようにしましょう。もう少し練習をという人には市販の発音・アクセント問題の入った問題集がお勧めです。

[Ⅱ]語句問題

短文の空所補充問題では,必修英単語の範囲内から出題されています。市販の単語集で試験前の確認を忘れずにしてください。

[Ⅲ]整序問題

問題分析で見たように問題の中には、難しい熟語を含むものがあります。知らない単語が選択肢にある場合、整序できるところから語句を入れてください。残った空所に知らない単語を入れましょう。整序問題は練習を積めば積むほど早く解けるようになります。過去問の標準的な問題を沢山解くことでスピードを身につけましょう。

[Ⅳ]読解総合問題

医学的な話題、科学的な話題の両方が考えられます。他の私立医大の問題で両方の話題に慣れるようにしてください。聖マリアンナ医科大学や杏林大学の過去問が良いでしょう。

[Ⅴ]長文問題

2022年度では、12の選択肢から内容にあつた英文を4つ選ぶ内容一致問題でしたが、文脈を正しく捉えられているかを確認する問題として選択肢が20を超える内容一致が復活する可能性は十分にあります。選択肢の多い過去問で練習するといいでしょう。また、記述では内容説明や要約は該当箇所を訳す、つまり下線部訳が基本となります。正しい訳を付けられるよう構文の勉強も忘れずにしましょう。

受験にあたって

発音・アクセント問題、語彙問題、整序問題は、どれも標準的な問題です。時間をかけずに解き、できるだけ多くの時間を読解問題2題にあてましょう。時間配分としては、[Ⅰ][Ⅱ][Ⅲ]が15分~20分、[Ⅳ]20分[Ⅴ]20分~25分が良いでしょう。特に[Ⅲ]の整序をいかに早く解くかが、[Ⅴ]に多くに時間を回せるかのカギになるでしょう。

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