2022.12.25
全問マークシート方式となっている。試験時間は理科2科目で120分。大問数3題。少ないように思うかもしれないが、大問〔1〕は小問集合で、それ以外の大問は(A)、(B)のように、分割されて異なる分野から出題されているので、実質はかなり多いことになる。総設問数については、2020年度は23問、21年度は31問、22年度は25問と、年度によりばらつきがある。
出題範囲は「化学基礎・化学」となっている。ただ、全体を通して計算が多い感じを受ける。標準的な問題が中心であるが、やや難の問題が出題されることもある。
無機化学は少なく、計算を絡ませた理論化学、有機化学の範囲からの出題が大半と考えてよい。
「計算が多い感じ」というのは、実際に問題数が多いということもあるが、設問の形式にもよっているようだ。大問〔1〕では、計算問題は選択式なのだが、大問〔2〕以降はマークシート方式で、記述式と同じように答えの数値を選ぶことになる。したがって内容的には、記述式の計算問題を解くのと変わらない。例をあげて説明すると
のようになっている。数値を求めるところまでは記述式と同じで、答えを記入する段階で選択肢の該当する数値をチェックすることになるわけである。この過程が煩雑である。数値を入れ間違えたり、ダブルカウントしたりするミスが生じやすい。
対策として
のように、必ず問題用紙に答を書き込むようにしよう。そのうえで、選択肢を選んでいく。
マークシートの数値に印をすることも忘れないように。(見直すともあるのだから、絶対に必要だ。)
理論化学範囲においては、どの分野からも偏りなく出題されている。
有機化学では、元素分析や異性体、有機合成反応構造式の決定、そして糖、アミノ酸が多く出ているようだ。
量が多いので、考え込んでしまうようでは時間が足りなくなってしまう。試験では、まず全体の問題を見通しておく必要がある。
入試の準備では、代表的なタイプの問題は解答方法を整理しておき、どの分野が出ても、手早く解いていけるようにすることを目標にしよう。
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